身体の不調の原因の多くは「過緊張」

日々、様々な症状を診ている。やはり多いのは肩凝り、腰痛。それ以外に腱鞘炎や背中の痛み、痺れ、股関節の痛みなど。

当然それぞれに原因はあるが、
辿っていくと、共通しているのは結局のところ、その患部周辺の各組織の過緊張。筋肉は勿論、膜組織や脂肪や血管、靭帯や神経など。

なので、詰まるところ、要は、その余計な緊張をとってしまえば症状はおさまる。

ここで誤解しないで頂きたいのが、その患部周辺を揉みほぐせば良い、と言う事だけの話ではない。

前提として、その過緊張を作らざるを得なかった理由がある。

姿勢、ストレス、身体の使い方、栄養バランスの乱れ、アレルギー反応、睡眠の質、性格、などなど。

そこまで出来る限り広く捉えて、それらのどれか一つを探し出すというよりは、それらが相互に関係し合って、絡まりあってどうにもならなくなってしまった結果として各組織の根深い過緊張が生まれている、と言う事を前提として理解しておく。

施術では、クライアントの過緊張をゆるめる上で、そこまでを踏まえて、アプローチする。

では、
クライアント自身は何が出来るか?何をすべきか?

生きている限り、過緊張は起こる。危険を感知したり、自身の身体にとって快か不快かの判断をするためにも、緊張という身体反応は必要な現象である。

大事なのは、その緊張をほったらかしにせず、緊張している自分を認識し、都度都度緊張を解いていくという習慣。

そのためにはまず、自分自身の身体の反応、感覚をちゃんとキャッチ出来るようにしておく必要がある。日頃から自分の身体と丁寧に向き合う時間を作る。

その上で、たまに施術を受けたりしながら自分ではどうにも出来ないその根深い過緊張を少しずつ着々と解いていく。

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