症例『正座時の膝裏の痛み』

立っているだけや歩いているだけなら痛みはないが、

階段を降りる時に、グギっとなりそうな違和感と怖さがある。

また、正座すると右の右膝裏の周辺に圧迫感と痛みがる。

とのことでご来院。

まずはまずは動作チェックから。

実際に正座動作と、しゃがみ動作をしてもらう。

明らか右股関節の制限が出ている。

股関節に目星をつけつつ、

まずは患部から触診と可動検査。

やや左右差はある。

ふくらはぎから足裏も診るが、問題なし。

患部周辺の硬さを徒手でリリース。

動作再チェックで、クライアントご本人は変化の自覚なし。

だが、股関節の可動制限が減少確認。

股関節の可動制限を引き越している要因を鑑定。

筋肉、骨、内臓、経絡、脳、意識の各階層を対象とし

TL(筋反射)で鑑定すると、

恥骨からの右上辺り(右鼠蹊部深部)に熱性の意識のエラー反応。

合わせて膝と足関節の調整もしつつ、意識のエラーを取る。

再チェックしてもらうと、すんなり正座成功。

痛みも違和感も圧迫感もなし。

仕事柄、元々右股関節周りが固まりやすく、炎症の影響もあり

意識のエラーが出たと推測。

患部(膝)周辺を色々調整しても

また、股関節や膝、骨盤など周辺部位に対して

筋骨格系だけ調整してもなかなか症状が取れない時は多々ある。

その場合、当然病院では原因不明で、問題無しとされ

痛み止めや湿布、意味不明なリハビリに通わされて、治らないまま時間が過ぎていく。

また、他の整体屋などでも、結局、筋骨格系しか診れないとこだと

改善にまで至らない場合がある。

それをなんとかしたくて、私は体軸コンディショニングスクールで

体軸理論を学び、体軸セラピストになった。

まだまだ至らない事もあるが、

病院や他の治療院で原因がわからず治らずに困ってる方々を

一人でも多く、なんとかして良くしてあげたい。

体軸理論を学んで、今まで改善出来なかった症状を改善できるようになってきた。

体軸セラピストは

手技がどうとか、流派がどうとか、

そういう枝葉の小手先のことは全く関係なくどうでもよくて

目の前のクライアントの体が良くなるために必要な事、出来る事はなんでもする。

本質を捉えてるからこそ、枝葉の小手先のこだわりやくだらいプライドなど全くない。

体が悪くなるのも良くなるのも、原因は色々。

筋骨格系に拘らず、かといって気や経絡だけにこだわる事もせず

具体も抽象も区切らず、それら全体の関係性の中で身体を捉えて、

他ではなかなか改善しにくい症状や、原因に対して曖昧な説明しかされない症状も

とにかく徹底的に原因探して改善できるよう全力で取り組みむ。

人間の身体はもちろん、世界は宇宙はまだまだ謎だらけ。

何が起きても不思議じゃない。なんだって起こりうる。

そういう前提で人様の身体を捉えると、出来る事が変わるし増える。

引き続き精進鍛錬あるのみ。

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