ルナサンダル

私が整体の世界に入ったきっかけの大きな要因の一つが、ルナサンダルとの出会い。
ルナサンダルとは、
トレイルランニングやULハイキング、ランニング愛好者にとっては比較的馴染みのある
「走るためのサンダル」
アウトドア用品店で働いていた頃、
当たり前のように、重く硬い防水の登山靴で
山に行ってました。
が、ある時、働いていたお店に入荷され
このルナサンダルと出会う事になりました。
どうやら、このサンダルで山が走れるらしい、
と、商品情報としては入ってきましたが
あり得ないと思い全く気にしませんでした。
とはいえ、デザインがかっこいいなと思い、
普段履き用に即購入し、
そのまましばらくは街履きのみで使ってました。
ところが、とあるトレランレースに出場した時に
なんとルナサンダルでレースを走ってる方と遭遇。
つい、「サンダルですか?!」と声をかけると
「気持ちいいですよー!!」と爽やかに返され
颯爽と走り去って行きました。
「まじか」
本当にサンダルで山走れるんだ。。と。
衝撃でしたね。
早速翌日、サンダルで山へ。
ドキドキしながらまずはハイキングから。
あ、イケる!
結局そのまま山をルナサンダルで疾走。
最高でした。
それ以来、街も山もとにかくひたすら可能な限りルナサンダル。
それがかれこれ12~13年前?くらい。
未だにずっとルナサンダル。
それまで山に行く時は絶対に防水の登山靴、という思い込みが
一瞬でなくなり、よほどの状況(雪山や険しい岩稜帯など)でない限り
靴を履く事は無くなりました。
それ以外の装備もどんどんシンプルに簡素になり
近場の低山では手ぶらで山に行くようになりました。
当然その分、リスクも高くなります。
行く山の状況と自分の体力を考え、
万が一何かあった時にどう対処すべきか。
どんなリスクが起こりうるか。
など、いろいろな事を出来る限り考える。
道具や他人の情報に頼り切っていると
本当の意味での成長は無いし、本当の楽しみは無い。
ルナサンダルで山に入る事で
色々な事に気づくきっかけになりました。
当時まだ整体の世界に入る前の私は
「道具よりも身体だ」と思うようになり、
それ以外にもいくつかの要因がその時期に一気に重なり
あっという間に整体の世界へ入る事になりました。
たかがサンダル、されどサンダル。
サンダル至上主義でも無いし、裸足至上主義でもないです。
合う合わないはあることは承知してますし、
むやみやたらにオススメはしません。
ただ、興味ある方は一度やってみる事をおすすめします。
超気持ちいくて楽しくて、もう靴履けません(笑)