坐骨神経痛?

今朝の出来事を、何かの参考になればと思って綴っておきます。

定期開催している朝ランに参加頂いてる方が、ラン終わりに

2週間位前から左の坐骨周辺に痛みが出ているとのご相談。

ちょっと詳しく聞いてみると、

歩いたり走っている時は大丈夫で押しても痛くはない、

立位で前屈した時に痛みが出るとの事。

なるほど。

いわゆる「坐骨神経痛」まではいかないが、神経の緊張での痛みの気配

患部周辺の筋肉をほぐして治るようなタイプではなさそう。

ストレッチはやり方によっては逆に痛めてしまうリスクもありそう。

その場でOリング(筋反射、TL)を使って評価。

どうやら内臓系が怪しい

特に右の上部、肋骨の下あたり。肝臓。

ご自身でその辺りを触ってもらうと実際、左に比べて硬さと違和感があり。

そのまま、無理の無い強さでご自身でほぐしてもらう。

ほぐれたな〜と主観で思ったところで止めてもらい、

立位前屈してチェックしていただくと痛みが軽減!

あらまあ、なんともびっくり! 

身体に何が起きていたのか?

内臓のお疲れや負担の蓄積

腹部から骨盤腔内の循環不良や組織の拘縮

坐骨神経にいたずら等して起こっていた可能性。

また、座り仕事で右手をよく使うため

そもそも左の臀部坐骨付近が固まっていた可能性あり。

それぞれの要素が出会って絡み合って

結果的に一つの強い症状を引き起こしていたと思われます。

立ち話しながらの流れで簡易的に診たので、

その後の経過ですぐに痛みが戻る可能性もありますが

変化として出ていたので、引き続き腹部をご自身でほぐすようにお伝えし、完。

痛みの出ている患部自体に原因がある場合もあれば、

患部とは関係なさそうな、全く違うところにある場合もある。

その両方の場合も、勿論あります。

バイアスかけずに、常にフラットな思考視点で原因を探れば

意外なところに原因がある場合もある、とだけ、知って頂けたら幸いです。

ご自身で色々調べて試してなんとか改善できるのであれば

それに越したことはないと思います。

ただ、症状が発生した原因に心当たりが無いまま、

症状が続いている状態を放っておくのはオススメしません。

後々ややこしい事になってからでは改善に時間もかかります。

症状の根治において、原因探しは必須です。8割以上占めると思います。

もし一人で悩んでいて相談先が分からない場合は

是非遠慮なく一度ご相談ください。

症状によっては、今回のようにその場で変化出るとこまで

いかない事も十分考えられますが、まずは相談から。