靴の選び方。その2

さて、靴の選び方その2です。

その1。はこちら

第一回では、裸足が理想という大前提の上で

裸足感覚シューズを紹介させて頂きつつ、

メリットとデメリットについてお伝えしました。

◼︎靴よりも、インソール

今回は紹介するのは、なんと、インソールです。

靴でなくてすいません。。

でも、実は、靴以上に大切な存在なんです。

靴がどんなに立派でも、インソール次第では靴の良さが引き出せない場合もあります。

インソールのお話になると、どうしても専門的になりがちですので

できるだけ簡潔に、わかりやすくお伝えできればと思います。

◼︎現代人の足に裸足はキツい

もう少し説明を続けます。

「その1」では、自然本来に近い状態を作るあるいは維持するための靴、という視点で選びましたが

現代人は生まれた時から靴を履き、幼稚園や小学校では上履きを履かされるような状態。

スポーツ(野球やサッカー、陸上などなど)ではさらに専用に靴を履く。

スポーツ以外の場面では、女の子は小学生にしてすでに

ハイヒースのような靴やサンダルを履いてる事も見かけます。

このような環境で育った子供が、

大人になって「裸足が良い」と言われても「???」となります。

靴を履く生活を続けた結果、

現代人の足はとてもひ弱で歪みも強くなっている事が多々あります。

このような状態に対していきなり「裸足」「裸足感覚」は刺激が強すぎて

場合によっては悪化や怪我を引き起こします。

ここ数年、裸足推奨の声が大きくなりあちこちで色々な商品やワークショップがあります。

そこにすんなり踏み込める人はそれでいいのですが、

実際問題、社会生活において汎用性が低く、未だに広まり切らないジレンマがあります。

やっている事は良い事なのですが、狭き門になってしまっているよな印象も。。

そこで、

裸足は無理!でも足からなんとかしたい!とお悩みの方にこそ、インソール登場です。

インソールによっては、一つのインソールで色々な靴に使えるメリットもあります。

あれこれ靴を買い換えるより、コスパも良いです。

◼︎インソール選びの肝は踵(かかと)の骨

インソールと言われると、アーチサポートや足裏のクッションが注目されがち。

それらも、使用目的によっては使用価値もあるでしょうし、一概にダメとは言いません。

が、足の骨格の構造を考えると、それよりも大切な事が見えてきます。

アーチもクッションも、踵の骨が歪む事で機能が落ちます。

そもそもどちらも「足本来の機能」として持ち合わせているものです。

踵の骨が正常であれば、足本来のアーチもクッションも機能します。

下図内の「b」の画像をみてください。

後ろから見た状態です。矢印のように、踵の骨が内外に倒れるように歪みがちです。

この歪みが足全体の骨格の歪みを引き起こし、機能を低下させます。

つまり、インソールによって踵の骨が倒れないように矯正できれば

足の機能は正常に働き、立ち仕事で疲れにくくなったり、運動パフォーマンスが向上します。

ですので、インソールを選ぶときは、目的にもよりますが、、

アーチサポートやクッション性だけに惹かれず、踵の骨のサポート、にも目を向けてください。

◼︎オススメのインソール

これに関してはyarn的には、一択です。

・スーパーフィート

https://www.superfeet-jp.com

メーカーのHPリンクを貼っておきましたので是非ご覧ください。

私が前職、アウトドア用品の販売員をやっていた頃、約15年前に知ってから

私が靴を履くときの8割以上はこのインソールを愛用しています。

慣れるまでには多少時間かかるかもしれませんが、圧倒的に歩きやすく疲れにくい。

是非お試し頂きたい。

◼︎インソールは硬め薄めが良い?

インソール選びのもう一つのポイントが、硬さと厚みです。

これは実は「裸足感覚」の話と通ずるところがあるのですが、

足裏はとても繊細で、かつ、素のままでクッションと反発出来るようになってます。

そこにフニャフニャのインソールがあると、反発力が奪われ、逆に疲れやすくなります。

また、さらに、踵周りが深く硬くサポートされる事で、踵周りの脂肪が集まり、

その脂肪自体がクッションとして機能してくれるのです。

先に紹介させて頂いたスーパーフィートは、

踵の骨のサポートと脂肪を集めてクッション機能の回復をしてくれます。

足本来の機能を妨げずに、適度にサポートしてくれるインソールって

実は硬くて薄い物が多かったりします。

合わせて参考にしてみてください。

◼︎注意

最近は、他にも優秀なインソールがあるので、

広い視野視点で探してみてください。

インソールはあくまでも道具です。

道具は目的に応じて使い分けるべきものであり、

全てが万人の悩み解決になるわけではありません。

道具に頼り続ける事が良いか悪いかは言えません。

人の歴史は道具と共にあります。

使う側の環境や状況によりけりです。

それぞれのメリットデメリットを理解した上で

自分の判断で使い分けられるようになる事、自分の体と向き合いながら

自分で考えて試行錯誤し続ける事が一番大切だと思っています。

自力を鍛えながら道具を活用する。これが一番理想なのかなと、現時点では思います。

今回私が書かせて頂いた内容も、意見の一つとして捉えて頂き、

お悩みであればインソール専門店や足病医さんなどに相談される事も

オススメします。

◼︎まとめ

靴も大事だが、インソールも大事な理由、上手く伝わりましたでしょうか?

簡略化しましたが、肝となる大事なポイントはお伝えできたと思います。

本気で長期で取り組めるのであれば、

やっぱり裸足系シューズやサンダルもオススメです。

重複になりますが、昨今溢れかえる情報の中で、いかに選ぶか。

そのためには、どうなりたいのか。があってこそだと思います。

目的があって、そのために手段方法を考える。

闇雲に「良い」と言われる物を試すのではなく、そもそも、どうなりたいのか。

そこから見つめ直して、順序立てていく。一つ一つ進めていく。

とても面倒で地道な作業ですが、

問題を解決していくため、目的を達成するためには

結局それが一番近い道なのかもしれないですね。というか、それしかない。

ちょっと話が大きくなってしまいました。

もしご相談頂けるのであれば、とことんお話伺いますので!

どうなりたいのか。どうしたいのか。どういう時のどういう事が問題なのか。

そのときは出来るだけ細かく詳しく教えていただけるとより適切なアドバイスが出来ると思います。

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