症例「首の痛み」
今日は症例のお話。
今朝のお客さま、
仕事で普段慣れない一眼レフカメラを使って撮影があった後から、首と肩が張ったまま辛いとの事。
特に右向いた時に右首から肩甲骨にかけて痛みが走ると。
骨盤周り肩周り首周り、それぞれ見て取れる歪みやエラーを取り除き、症状もかなり改善したが首の痛みがまだ残ってる様子。
筋肉系、関節系のエラーの影響ではなさそうだったので、再鑑定。
どうやら胃が硬まっているのが影響していそう。
胃の硬さを捉えて緩めたところ見事に首の痛みは消失。
お客様もビックリモモの木‼️
胃の影響を伝えると、確かにここ最近、お風呂入ってる時に胃の硬さを感じてはいたとの事。
首の痛みの原因として胃の硬さ、というのはすぐに理解納得出来ないかもしれませんが、
身体には色々な事が起こり得るし
繋がっていないところはないのです。
胃が硬くなれば左の胸郭の硬さなどに影響が考えられます。
例えば左内腹斜筋が硬くなれば
右側の外腹斜筋もつられて硬くなる可能性がある。
そうなると右の前鋸筋もエラーが出て右の三角筋や僧帽筋に影響が出る可能性は充分にある。
そこから右首の痛みの影響は想像つきやすい。
根っこの胃の硬さをとれば芋づる式に紐解け、症状消失。
勿論、うまく行く時とそうでない時、時間がかかる時があるのは仕方ない。
患部自体を局所的にそこで何が起きているかを正確に把握する事も勿論大前提として大事ですが、
そこに集中し過ぎると他の要因を見落としてしまうリスクもある。
木を見て森を見ず
森を見て木を見ず
局所と全体
具体と抽象
去年の勉強では上記のような関係主義を学び
今年の勉強は関係の元の要素そのものをミクロに掘り下げる勉強。
ここをバランスよく両立させながらより良き治療が出来るよう、結局日々精進あるのみ。