『意識』で身体は変わる
身体は、良くも悪くも、意識でガラリと変わってしまう。
運動指導やトレーニングの現場などで、
「重心を意識して」とか
「股関節を意識して」「脇の意識が弱い」とか
「もっと骨盤から動かす意識を」
などと、当たり前のように「意識」という言葉は使われている。
また、施術に来てくれたお客様に
セルフケアや、日常での気をつけるポイントなどをお伝えすると
皆一様に
「意識する事が大切なのね〜」などと言ったりする。
そのくらい、身体を動かす時の「意識」というモノの必要性は
皆、なんとなく感じているし、わかっているんだと思う。
が、続かない。
新しく意識して身体の使い方を変えるのは、かなり大変。
言い換えれば、これまでの身体の自覚すらしていない「癖(≒無意識)」
を変える、直す、という話。
そこがなかなか変わらず、パフォーマンスの成長が伸び悩んだり
良くない身体の癖(無意識の動作)を直せず、不調を繰り返してしまう。
ではどうするべきか?
本気で直したい、変えたいのであれば
まずは現状の癖(無意識)を把握する事から。
その無意識による身体の癖、動作の結果、身体に何が起きているか?
を知る事から。
そして、どう変えるとどのような変化が身体の起きるのか?
それに伴い、不調や動きの質(パフォーマンス)がどう変わるのか?
を実感すること。
あとはそれをひたすら
意識的に繰り返し、無意識にできるようにしていく。
なんにしても結局は続けないと意味がない、というのは
なんでも一緒ですが。
正しく意味がある事を正確に続ける、ことが大事。
間違った意味のない、表層だけの事を続けても、それはちょっと勿体無い。
そこを蔑ろにして、見た目のフォームやカタチだけ真似たり変えても
あまり効果的ではないし、場合によっては逆効果。
これを自分一人でやるのはとても難しい。
ほとんどの人は、
自分の癖(無意識)を客観的には見れない。
無意識で無自覚だから、現状そうなってしまってるんです。
なので、
本気で取り組むなら
鏡や映像で確認しながらやるか、
第三者(然るべきプロ)に見てもらう事をおすすめします。
(※「意識」から身体を捉え変えられるプロ)
意識レベルから身体を変えるという視点を持つと
伸び悩んでいたパフォーマンスや、燻っていた不調が
結構変わります。
顕在意識、潜在意識、変性意識などと書くと、
スピリチュアルっぽくなっちゃうので嫌ですけど、、
やっぱり侮れないのが、「意識」です。
「意識」と向き合ってみると
新たな身体との向き合い方が見えてきて楽しいと思います。
ちなみに、
意識で身体の動きの質を変えてくれる誰でも出来る簡単なボディーワークが
『クロスポイントワーク』です。
これはまた改めて。
※クロスポイントワークは、
体軸コンディショニングスクール代表の高橋龍三氏発案のボディーワークです。
私は、このクロスポイントワークをやり続けて約10年。
続けまくって、かなり身体の感覚が変わりました。