小江戸ハーフマラソン2022

2022/11/27 SUN

小江戸ハーフマラソンで人生初のハーフマラソンを走ってきました。

元々走る事が苦手で嫌いだった私でしたが、色々巡り巡って、

まさかロードレースをこんなに楽しく走る日が来る事になるとは!

◼︎「レース」は苦手体質だった

それまで、二度ほどトレイルランニングのレースに出たことはありましたが

全て一人での参加。しかも一回は仕事で。。

だからということでは無いかも知れませんが、レース会場の雰囲気や

コース上でグイグイ傲慢に走る参加者が苦手で、レースには参加せずに過ごしてました。

それでもトレイルランニング自体はとても好きなので、

気ままに気持ち位程度に、平日の空いている山を走る事は続けていました。

ロードランニングはトレランのための練習として走る程度だったので

ロードレースに出るなんて事は考えた事もありませんでした。

「何が楽しいんだろう??」「出る事はないな。。」と、

斜めから横目に見ているだけでした。

◼︎出るきっかけ

整体の世界に入って7年目。これまでに様々なお客様を見させて頂いてきました。

色々な方の施術をし続けていく中で感じる事は「運動の大切さ」でした。

であれば、

院に来て頂いて施術をするだけではなく、

運動を生活習慣に取り入れるきっかけ作りをしたい。

そう思い、独立をきっかけに朝ランコミュニティ(ちゃぶRUN)を作りました。

主旨は「運動のきっかけ作り」「趣味を通した仲間作り」

レースを目指したり、ランニングスペックを上げる、痩せる、などは

その先の延長にある事としてあればいいかなくらいの感じでした。

怪我なく楽しく、もし痛みが出れば施術などですぐケア出来るランニングコミュニティ。

あくまでもそこを基準にしていました。

が、

とあるタイミングで、参加してくれている仲間が

「ちゃぶRUNに参加をきっかけに、小江戸ハーフマラソン出てみたいと思いました!」

と。

それはとても嬉しいお話!

自ら立ち上げたランコミュニティがきっかけでこのような展開は本当に嬉しい。

であれば、私も便乗して参加してみようかと思い、参加する事にしました!

◼︎実際にレースを走って感じた事、思った事。

レース当日、スタート時間にギリギリで到着。

が、スタート地点が分からず迷い、まさかの最後尾スタート!

●スタート地点付近は閑散とし、次に始まる10キロ参加者が準備を始めている状態。

前を走る人は100メートル以上先。。振り返れば最後尾につく、スイーパーに自転車。。

沿道の応援してくださる皆様は明らかに私たちを応援している。。

出来るだけお礼を言いながら、

第一関門に間に合うよに当初の予定にペースより早めのペースで出発。

やらかした以上、逆に開き直って、出来るだけ楽しみながら出発!!

その後、グイグイと抜かしまくって、結果的に3000人近くをごぼう抜き!!

恥もプライドもないところから開き直って思いっきり向き合って楽しんだ結果としての快感!

これって、人生において実はめちゃくちゃ大事な事のような気がする。

特に、向上心のある人にとっては。

●また、レース中、沿道にお至るところで応援してくれる地元の方々。コース案内や給水所のスタッフの方々。

本当に多くの方々の協力と声援が身にしみました。

走って楽しむことだけに集中できる環境と、見ず知らずのおじさん(私)を応援してくれる街の皆様の暖かさ。

特に、沿道の応援は、トレランレースではなかなか味わえないものでした。

職業柄、サロンに来て頂いているお客様を応援する立場にいますが、

これでもかという程に応援される側に立つという経験がとても新鮮で嬉しかったです。

応援しつつされつつ。持ちつ持たれつ。お互い様でお陰様。有難い。

見ず知らずの目の前の人を応援できるって、実は心が豊かでないと出来ないなと、ふと思いました。

とても有難く、豊かな経験をさせていただきました。ありがとうございました。

●レースなので、当然多くのランナーさんが参戦しております。老若男女。

早くても遅くても、皆それぞれに参加理由があり、それぞれの思いの元に挑戦している。

歩いたり、足を攣ったりしながらもなんとかしてゴールを目指す姿を

同じコースを走りながら見守っていると異様なほどの一体感があり、

偉そうですが、心の底から応援したくなりました。

これは、沿道から応援するのとはまた違う感覚で、これまたとても新鮮でした。

早い遅い関係なく、チャレンジする姿はかっこいい。

●普段、気ままに山を走っていますが、

それはレースではないので途中でコースを変えれるし、辞める事もできる。

そしてその事は誰かに見られているわけでもなく、何かを言われる事もない。

気楽で楽しい、ストレスフリーではあるが見方を変えれば、ぬるま湯。

いわゆるコンフォートゾーン。結局はルーティンになりメンタル強化にはなってない。

癒しのみ。

それで良しするかしないかは、本人が何を目指しているか次第なので良し悪しではない。

が、私個人のことで言えば、向上心は強く、もっと先の景色を見てみたいと思っている。

そのためには、今のコンフォートゾーンから抜けないと先には行けない。

自分の枠から出て、外の世界に恐れずコミットする。

レースは、時間制限もあるしコースも決まってる。

コース上では早い人遅い人強い人弱い人、その人の「今」が全て現れる。

カッコつけてもバレる。場合抜いよっては、醜態を晒す事になる。

だからか、レースでは独特な空気になり、いつもよりやっぱり気合いが入る。

奥底にある、「負けたくない」という気持ちが自身の思いとは別に湧き出てくる。

このペースで行ったら後で潰れるかも。そう思いながらも

湧き出たソレに体を委ねてしまう異様な気持ちよさがあった。行っちゃえ。やっちゃえ。

レース特有の楽しさを味わってしまいました。

◼︎今後

と、小江戸マラソン参加の感想をダラダラと書き綴ってみました。

来年は山岳耐久レースやフルマラソンに挑戦しようと決めました。

醜態を晒すかも知れません。でも挑戦します。

やらないと分からない事だらけでした。

ビビってやらずに、外から分かった気になってスカすのは辞めます。

私はアスリートでは無いです。ただの一人の整体師です。施術が仕事の軸です。

が、それだけではありません。

与えられたこの身体を最大限使っていかに生きるかを探求し続けたいですし、

その事を共有したいし、伝えていきたい。

自分にとって、整体という仕事は

自分の人生と皆様の人生と向き合いながら、より良く前に強く優しく進み続けるための核みたいなものです。

人は皆老い衰えます。終わりも来ます。例外なく、皆に訪れます。

自分は挑戦し続ける人生を選びます。

私自身の身体を使った挑戦が、誰かの元気の源になれたらと思います。

施術を極めつつ、身体と共に生きるという事についてもっともっと思考し

感じたことや気づいた事を伝えていきたいと思いました。

生きるとはなんぞや。身体とはなんぞや。永遠の問いを私なりに問い続けたいと思いました。

たかがランニングされどランニング。

自分が大嫌いだったランニングを通して色々な出会いが生まれそこから

色々な経験をさせてもらっている今の状況がなんだかとても不思議ですが、

さらにもっと色々な経験を、この身体を通して体感していきたいと、さらに欲張りになりました。

前の記事

靴の選び方。その1

次の記事

整体、何回通えばいい?