靴の選び方。その1

ご来院頂くお客様からたまに聞かれる質問が、靴の選び方。

何回かに分けてお伝えしたいと思います。

◼︎理想は裸足

人は皆裸足で産まれ、最初に立ち上がるまでは基本、裸足です。

度々のお話になってしまいますが、あくまでも理想は裸足です。

よちよち歩けるようになって外を歩くようになると、保護を主とした目的の下

靴を履くようになります。はかされます。

ですので、物心着いた時にはすでに「外では靴を履く」というのが脳裏に埋め込まれます。

が、身体は知っています。裸足が本来の状態である事。靴は異物である事も。

この大前提を改めて認識した上で、靴の選び方を考えましょう。

◼︎結局人それぞれ。。。

のっけから元も子もない回答。。絶対的な正解はありません。

それを言っちゃお終いよ!ですが、この前提を共通認識しておく事も大事です。

靴選びに悩まれている貴方が、

何歳なのか?

男性?女性?職業は?困ってる理由は?

過去にどんな靴を履いてきた?既往歴は?

スポーツや運動習慣は?普段用の靴選びか、仕事用か、運動用か?

他にも色々ありますが、主要な部分は上記の部分で、

これらは人によって全く違います。これらを考慮した上での提案位なりますので

ある人には良くても、別の方には逆効果、という事もあります。

◼︎裸足感覚シューズ

先に色々前提条件を書きましたが、それらを一回忘れて

「裸足が理想」を基本としたとき、社会生活で裸足で生活は非現実的ですね。

(※稀に裸足好き界隈では日常的にほぼ裸足で社会生活を送っている方もいますが、それはそれとして。。)

であれば「出来るだけ裸足に近い状態で履ける靴」を選びたいです。

裸足感覚に近い靴とはどんな条件か。

・指先が広い。

・踵から爪先まで平らで、高低差が無い

他に、

・靴底が薄い。

・靴底やアッパーが適度に柔らかく、足の動きに追随してくれる

・足とのフィット感が高い(靴下ほどではないにしても、そのくらい)

と言った条件が挙げられます。

では実際にどんなシューズがあるか、いくつか実際の商品を紹介します。

(※裸足系シューズを販売しているメーカーはアウトドアメーカーが多く、ランニングやハイキングやトレイルランニング用のものが多いのですが、その中でも比較的汎用性が高く普段ばきしやすいモデルを紹介します。)

●ゼロシューズ

https://kenkosya.com/products/detail/256

●Vivo barefoot

●MERRELL

ざっと、三つほど。もっと探せば色々出てきますが、ひとまずこのくらいにします。

どれも、画像で見る限りはほぼほぼ同じように見えます。

実際、極端な大きな違いはなく、あとは足を入れた時のフィット感やソールの固さの違いかなと。

値段も、結構変わります(苦笑)

裸足が理想、という前提で「裸足感覚シューズ」を紹介させていただきました。

◼︎注意点!!

さて、裸足ベースから靴を履いていく、という視点では上記の靴がオススメ。ですので

大人はもちろんですが、それ以上に子供の頃から、できるだけ裸足で過ごしつつ

このような靴を履く習慣をつけていけると理想です。ランニングコストを考えるとちょっと辛いですが(苦笑)

問題は、大人になってからこれらの靴を履く時です。いくつか注意点があります。

それまでに色々な靴を履いて生きてきて、特に女性の皆様は

これらの靴とは真逆とも言えるような靴を履いてきた時間が長いと思います。

「踵が高く、爪先が細い靴。」

そのような靴に慣れて、足型自体が変形し始めている場合、

あるいは、足部の歪みなどが主原因で腰や足脚に不調が出てる方。

裸足系シューズを履くと、慣れるまでは足が疲れたり、予想しないところに筋肉痛が出たりしがちです。

いきなりハードに運動などすると尚更顕著で、場合によっては不調を悪化させたり長引く故障を引き起こす場合もあります。

勘違いしないでほしいですが、これらの靴がお体の不調の悩みを全て解決してくれるわけではありません。

ショック療法のような側面もあるため、気長に自分自身の身体と深く向き合いながら試行錯誤していく事も必要です。

が、それすらも楽しめる、という方にはとてもとてもオススメです!

そして、このような靴に慣れてくると、「踵が高く、爪先が狭い靴」を履く事が苦痛になりがちですので

その事もあらかじめ想定して頂く事をオススメします。

いかがでしたでしょうか。

今回紹介した「裸足感覚シューズ」は世間的に見てもまだまだマニアックな部類です。

デザインも色々増えてきてますが、

値段的にも、皆が皆気安く気楽に買えるという事でも無いのが現実かなと思います。

個人的にこれらの靴を一押しということではなく、考え方として大事な部分なのでまず最初に紹介しました。

靴選びの選択肢として、また靴を選ぶ時の抑えどころの新たな視点として参考にして頂けたら幸いです。

実際に足の状態や体を見ながら色々相談ご希望の方はぜひご来院ください!

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