遠隔治療してみた

 

◻︎遠隔治療成功

一昨日、千葉に住む友人の協力の元川越〜千葉間で遠隔治療を体験してもらいました。

結果、完治まではいかなくとも予想以上にかなり痛みが取れとのご報告!!(その時の治療風景の写真です。)

実はちょっと前にも元同僚に体験してもらって可動域の改善と違和感の消失に成功したのですが、その時は目の前に居てもらっての「触れない施術(評価も)」でしたが、今回は完全な遠隔でした。ドキドキでしたが、ここまでの学びの成果がしっかり出せて本当に嬉しかったし、それ以上に、協力してもらった友人の症状が取れた事がそれが一番嬉しかったです。遠くに住んでいたり、なかなか来院できない方への一つの手段として、もっと上達したいと改めて心底思いました。

突然でビックリされた方もいるかもしれませんね。

ですが、ご興味あればこれを踏まえつつ、是非以下も読み続けて頂けたら幸いです。

◻︎TLテクニック

開業した6月から新たな学びを始めた事は、SNS投稿の中でもちょこちょこ書かせて頂いております。

学びの内容そのものはとても一言では伝えるのが難しいのですが、

「身体の評価方法」の一つで「TLテクニック」と言うOリングによる筋反射を使った評価(+施術)テクニックです。

身体を、筋肉、骨格、内臓、経絡(気の流れなど)、身体意識という多階層間の関係性の中で、症状の対して最も影響力の強いエラーを導き出してそこに対して調整をしていく、という方法です。(施術においては全く触れないということではなく必要最低限のポイントだけを捉えていくという方法です。必要な箇所は触れます。)

◻︎評価基準の曖昧さ

身体の状態の評価に関してはとても理論的、解剖学的に判断出来る部分もありながら同時に、

主観が強く働き無意識な思い込みで身体を把握してしまう場合も多くあります。

では主観が良くないか?と言うとそうでもないと言う事が、実はとても難しいところなのです。

「主観と客観」・「具体と抽象」

この辺りを無意識にごちゃごちゃに混ぜてしまい、整理出来ていないままウヤムヤになってしまっていたりします。

私はこれまで、骨格と筋肉を中心に施術を沢山経験させて頂きました。

その結果、現時点でもかなり自信を持って仕事させて頂いてますし、幸いな事にリピートもして頂いております。ただ一方で、それだけだと症状を取りきれない事や、戻りが早い場合が無いわけではありません。

そのような場合、何をどう学ぶかがとても大事になります。

より解剖学的に勉強を深めて解析していくのか。それとも、、、。

◻︎根本原因を見つめ直す

例えば、見た目的に左右対称になったとか、背筋が真っ直ぐになったとか、可動域が教科書通りになったとか、目に見える評価基準だけでは整ったように見えても、お客様の症状が抜けてない場合や、痛みがとれない場合もあります。整体師の仕事は整える事で痛みを取る事ではない、なんて言う人もいます。確かにごもっともですが、釈然としません。

もっと頻繁に通わないといけないのか?もっと生活環境を変えないといけないのか?勿論そこも大事ですが、そもそも我々施術家が、「根本の原因」に辿り着けているのか?

根本の原因が外的要因(仕事や人間関係のストレスなど)か

内的要因(体の中)かの判断や区分け整理が出来ているのか?

全てをお客様の生活環境のせいにしてしまっていないか?

その事を考えながら、色々な状況にとても違和感と不甲斐無さを感じていました。

人間の身体はとても複雑でまだまだ不思議の塊です。

今の概念の枠から一度はみ出さないと先に進めないのではないか?

そんな思いが募り、今の勉強会に参加する事を決めました。

◻︎勉強会通い始めてからの事

開業のタイミングでいきなりかなりリスキーか先行投資。。(苦笑)

そんなこんなでまだまだ学びは始まったばかりでやればやる程深くなるので、ますます終わりはありませんが、現時点の成果として、少しずつ成長も実感出来るようになってきました。そしてまず最初に痛感したのは

「私自身の身体の在り方が何よりも大切」だという事。当たり前といえば当たり前だが、蔑ろにしてしまったり、大体的に言う人が以外に少ない気もします。さらっとしれっと言う人はいますが。

そしてそのための鍛錬を続けていく事で私の身体がニュートラルになり、触れずともお客様の身体からの情報を読み取れるようになってきたのです。目の前にいない方でも。(TLテクニックの真骨頂)

さらにさらに、結果的「遠隔治療」と言われる技術も出来るようになってきました。過去に別件(原理原則は一緒かもしれませんが。。。)で遠隔治療を受けた事はあり、遠隔治療そのものに懐疑的な視点はありませんでしたが、自分がそれを学ぶとは全く想像していませんでした。

◻︎徒手療法も勿論大事

いきなり遠隔治療と言われて「え?」「ん?」となった方もいるかもしれません。今までの施術方法は変わってしまうの?と思われた方いらっしゃいましたら、ご安心ください。それはありません!あくまでも触れることを第一に施術を考えています。評価もそうです。触れなければ分からない事もたくさんあります。これからもちゃんと触れて評価も施術もします。その上で、より深くより早く症状を取るための手段の一つとして、上述したような視点も持ちながら、あらゆる視点でお身体を診させて頂きます。私自身が培ってきた徒手療法の概念とTLテクニックはとても相性が良いのです。

◻︎治るならなんでもいい

痛みや辛さが続いている方にとって、手法なんてなんでもよくて、治るならなんでもいい!という事です。

施術家側が、テクニック云々の話をしても、そのこだわりを伝えても治らなければ意味がない。今までの手法も、今学んでいるTLも、お客さまの身体をよりよくするための一つの重要な手段。これらで全てが解決できるとも思っておりませんが、一歩づつ、一つづつ血肉にしながら、施術家として逞しくなっていきたいと思います。

つらつらと長く書いてしまいましたが、yarnの施術に対する考え方や実際の事を少しでも知っていただければと思い、書かせて頂きました。

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