呼吸と脱力

5年以上会えていない友人から予約の連絡をもらった。彼は現在千葉のトマト農家で働いているが、夏休みを使ってわざわざ川越まで施術を受けに来てくれるという。勿論久しぶりに会いたいというのもあるが、それにしても遥々来てくれるというのだからなんとも嬉しい限りです。

そんな彼が、予約直後に施術に向けて事前に長文で自分の体の現状についてメールをくれたので、本人の了承の元、転載させて頂きます。ご一読下さい。

初めての登山で、八ヶ岳に」連れ出した。10年以上前の事。
bar GOLDEN BOYで弾き語り。山唄を歌ってくれて感涙。

 

今の状態や流れを口頭で伝えると伝え忘れが多くなりそうなのでバーっと書き出してみました。
参考程度に。
 慢性的な痛み腰、肩、首回り
特に腰が一番痛くなることが多くて酷使することも多いです。(ギックリっぽくなったことも何度かあり) 昨年末頃から毎日湯船に浸かりながら足裏、ふくらはぎ、太もも、両腕全般、手のひら、肩をセルフマッサージするようになり
風呂上がりに腰、背中、首回りを仰向けに寝て器具で押すようになり
みるみるうちに体調や痛みの緩和を実感して今も続けてます。
自分で色々調べてみながら実践したところ、首回りの天なんとか?いうツボが自律神経を整えてくれるらしいと知って試したらかなり効いてる気がします。
やりすぎると逆効果になる時もあるのかなと思ってます。なので首回りを器具で押すのは本当に痛い時や自律神経の不調を感じた時だけにしてます。
自律神経が体調をかなり左右するものなのかな、という認識で今はいます。
あとこれは身体の云々とは直接関係ないかもしれませんが生活における全ての行動、遊び、仕事において共通して呼吸が大事だなと。
脱力に近いかもしれませんが、呼吸を整えて身体の力を抜く、ということを意識するようになってから、疲れの溜まりと取れ具合が段違いで変わった気がします。
以上、他になにか事前に知っておきたいことがあればお答えしますので聞いてください。
金曜日、普通に会うの楽しみにしてます!

普段の仕事環境を知らないのでなんとも言えないですが、千葉のトマト農家でほぼ休みなしで働きながら休みや空き時間はサーフィン。勿論早寝早起きの生活。体を痛めてすぐになんとかしてくれる環境があるわけでもない中で、体力勝負の仕事。サーフィンも相重なって、自ずと自身の身体と向き合い、セルフコンディショニングせざるを得ないだろうし、同時にそれを楽しめている様子も見える。細かい部分は触れませんが、上記の中で肝となるのは、やっぱり後半の「呼吸の大切さ」に自らの体感で気付いた事でしょう。

呼吸と脱力。

簡単なようで難しい。けれどもこの部分に気づき鍛錬を重ねる事で身体の回復力が格段に上がるし、自分の体の異変や不調に気づきやすくなる。整体などの外部からの徒手療法で整えながら、日々の体との向き合い方として呼吸への意識を高めていく事が、穏やかに丁寧に生活をしていく上でのとても重要なポイントになる。

いきなり呼吸をしようとしてもどうするのが正しいのかも分からないとか、やっても効果が感じられない、など段階を踏みながら進めた方が良い場合もあります。そんな時は、焦らず、まずは、そもそも息を止めてないか?の観察から始めてみてください。止まってたら、吐きましょう。ますはその繰り返しから是非試してみてください。

この文章を送ってくれた友人は、以前、松・山倶楽部の歌「山唄」を作ってくれた事もあります。超名曲です。いま手元に音源がないので、本人に確認して、音源があれば、いつか機会があれば皆さんに聞いてほしいと思います。

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