頑張りすぎて空回り?
日々施術をしていて、思う事がある。「完璧」を目指しすぎて苦しんでいるなと。人により程度は異なるが、結果的に頑張りすぎて疲れてしまったり、いつまでもたどり着けない自分にネガティブになり余計に落ち込んでしまったり。頑張りすぎて空回り。これは人生において様々な局面において起こりうる事だと思うが身体の事においても結構ある。
身体の仕組みや成り立ちを正しく学んでいると、世に溢れている情報やらなんやらがあまりにも端折りすぎていたり、間違った伝え方で広まってしまっている事の多さに驚く。
人間の身体は本当によく出来ている。しかし、一方でとても脆い。間違った知識を良いものと思い込んでしまい、良かれと思ってやっていた事が結果として身体を悪くしてしまっていた、なんて事も多い。それはその人自身が悪いわけではない。教育や環境、歴史、風土、国民性など様々な要因で作り上げられているものを、気づかぬうちに纏ってしまっていただけ、だったりする。
それらを一枚一枚丁寧に剥がして行くと、人間本来のあるべき身体の事が見えてくる。
目指していた「完璧」は気付かぬうちに作り上げられていた幻想であったりもする。そこを目指すという事がそもそも不自然な行為であり身体のバランスが崩れていくのは当然。
まずは、人間の身体は本来どうなっていて、どうあるべきか。その事をちゃんと理解できるととても楽になれる。
人間は脊柱動物で、四足歩行からの派生の一つとして二足歩行になっただけ。二足歩行が完璧な最終形態ではない。二足歩行と四足歩行の違いと共通点を理解できると、自分の身体との向き合い方がとても変わるし、とても楽しい。違いを理解した上で二足歩行の生き物としての人生をいかに快適に楽しんで過ごすか!
今まで目指していた「完璧」は目指す必要は無いものかもしれないし、頑張らない方が身体は楽になれたりする。身体が楽になると心もなんだか楽になったりする。
私は心理カウンセラーでもなんでもなく、ただの整体師。身体の事を知るのが面白くて、色々な角度から身体の事や人の事を勉強するのが楽しい。お客様の身体を良くするのがお仕事ですし、その事もとてもやりがいのある大好きな仕事。だけどそのベースにあるのは、シンプルな興味だったりする。
「人ってなんだろう。身体って面白いな。動物も植物も、全部凄いな。地球って凄いなぁ。」
そんな事を考え勉強しながら、日々施術に向き合っております。
身体を施術で整える過程で、お客様自身の身体への意識や捉え方、概念を変える事も時にはとても重要で、その部分を出来るだけ丁寧にわかりやすくお伝えしたいと思っています。
身体を自分で良くしようと思って頑張ってるけど、なんだか空回りしてる感覚があって、苦しんでる方がもしいれば、ぜひ一度お越しなってみてください。ざっくばらんに色々お話しながらお身体みさせてください(笑)